【律子さんの誕生日に変態が出ると聞いて警備に来ました!(海パン刑事スタイル)
変態はどこだ!!!】



タッタッタッタッタッタッタ



律子「ここじゃあっ!!!」



グチャッ



……律子、アイツ死んでない?さっきからビクビク痙攣してるだけの塊と化してるんだけど。

律子「大丈夫に決まってんでしょ?ウチの男どもは、ムダに頑丈なことが取り柄なんだから。」

ま、まぁそうだけど……っていうかアンタ、段々持ち直してきたわね。

律子「ふんっ。このまま押されっぱなしでたまるもんですか。ほら、次いくわよ。次。」



【Hey! RITUKO! Happy birthday!! Hahaha!!!(Hag&Air Kiss)】



律子「OH!Thank you Producer!!But……If you want to kiss , give her♪」:)

Huh!? Don't be silly!!! I don't want to kiss you, jerk-off!!!!



Next!!



【「ひんそーでひんにゅーでちんちくりん」「寸胴」二人ともスタイル良いのにな。他の女の子が聞いたらへこむと思う。
というわけで律子にはグラビアの仕事をプレゼントしよう。サポートに千早と雪歩もつけるから安心して。大丈夫、スタッフは女性だし水着だけじゃないから。】



いや、本当よね。雪歩もコイツも、自分がどんだけ贅沢を言ってるかわかってないのよ。凹みはしないけど、単純にムカつくわ。いや、凹みはしないけど。

律子「アンタは凹むじゃなくて、凸の方だもんねー?」



……………………

律子「い、いや……冗談よ。だからその刺すような視線はやめて?ほ、ほら!私、今日の主役だしっ!!」アセアセ

ちっ……明日になったら酷いんだから…………んで、どうなのよ。自称「寸胴」さん?自慢の寸胴体系を活かせる最高のお仕事じゃない!羨ましいわぁ!!

律子「ぐっ……なんだか藪をつついてヤマタノオロチを出した気分だわ…………まぁ、千早と雪歩のプロモーションにもなるし、断る理由がないわよね。是非やらせてください!」

よしっ、じゃあ早速明日から撮影ね!プロデューサー、まずは水着グラビアから撮りましょうよ♪

律子「い゛っ!?ちょ、ちょっと待って!せめて1ヵ月!1ヵ月ちょうだい!?最近は全然そういう仕事をしてなかったから、お腹周りが少しだけ…………」

いやでーす、待ちませーん。あーあ、千早と雪歩ってウエスト細いから、リアル寸胴体型だったら悪目立ちしちゃうわねー?あー、楽しみ楽しみー。

律子「くぅ……さすがに2対1は分が悪いわ…………!と、とりあえず次にいきましょう!!」



【律子のお誕生日プレゼント何がいいかな~?
あ、この社長の脱ぎたてパンティ(女性用)をあげるよ。ちょっと色々シミ付いてるけど】



キモいっ!純粋にキモいっ!!こんなもん送りつけてくんじゃないわよ!!このバカデューサー!!風評被害を受けた社長の分まで、今この場で私がオシオキしてやるわっ!このっ!!このっ!!!



ゴキッ バキッ ベキッ ボキッ



律子「……この制裁で伊織の気が晴れたら、それが私にとって一番のプレゼントだわ。1ヵ月……いや、せめて2週間……2週間あれば何とか…………」

ふぅ……律子ー、なにブツブツ言ってんのよ。早く次にいくわよー?

律子「ひゃ、ひゃいっ!!」



【律子~、実は涼くんからプレゼントを預かってるんだ→姉×弟の濃厚エロい漫画と片方に涼の名前が書かれた婚姻届
涼くんの気持ち、受け止めてやれ】



律子「……明らかに涼の筆跡と違うんですけど?これは明らかに有印私文書偽造罪にあたるので、れっきとした犯罪行為ですよ?そしてこのろくでもない漫画は、明らかにセクシャルハラスメントにあたりますよね?セクハラ罪なんて犯罪はない、なんて言って大炎上した政治家がいましたけど、ひょっとして貴方もその口ですか?最低ですね。卑劣ですね。どうやら次は法廷で会うことになりそうですね。」

り、律子……怒るのは当然だけど、そろそろ切り上げないとまだまだメッセージが…………

律子「伊織はさ、お兄さんと自分がこういう漫画にされたら……どう思う?」ニコッ

……ごめん。本気で吐きそうになったわ。うげ~~~っ。

律子「ったく……プロデューサー!今回はその涙目に免じて許してあげますけど、もう次はないですからね!?次にいきますけどっ!!」



【拝啓、秋月律子様
いまこの手紙を読んでいる時、私は大海原を船で放浪しています。全てはこの地球の全てを律子にプレゼントするため。あと何年かかるか分かりませんが楽しみに待っていてください。僕があなたの前に現れるとき、あなたは地球の支配者になっていることでしょう。

P.S 誕生日に合わせて海の幸をクール宅急便でお送りします】



律子「……ワー、スゴーイ。ソレジャワタシ、イツマデモオマチシテマスネー。ウフフフフー。」

もう考えるのをやめたって顔してるわね……とりあえず、この海の幸はありがたくいただきましょう?この伊織ちゃん直々に腕を振るっちゃうんだから!

律子「うぅ……このエビはいいわね。バカなことに頭を悩ませなくていいんだから……うっ……うっ…………」

ほら、泣かない泣かない。ちゃんと後で特製エビフライに……って、やだー!もうエビフライが2本揚がってるじゃなーい♪

律子「誰のおさげがエビフライよっ!!……ぐすっ。」

ま、これだけ大声でツッコめれば大丈夫でしょ。ほら、次にいくわよー?



【律子さんに伊織そっくりのロボットをあげる。
本人とは違って素直で優しくて従順ないい娘だよ。普段傲慢ちきな伊織がこんなにいい娘に振る舞うと個人的に興奮しちゃうよ】



はいっ!バカ発見!正しくは“高慢”ちきよっ!!そんな間違った日本語で私のことをバカにしようとする、アンタの方がよっぽど高慢ちきだわ!!このばーか!!ばーかっ!!!バカデューサー!!!

律子「へぇ、よく出来てるわね。これ。なんだか久しぶりにまともなプレゼントを貰った気が……ん?でもコレ、なんだかデジャブ…………」



パカッ



ちっちゃん「めっ!めっめめめっ!」ドッキリダイセイコウノポーズ

律子「わっ、ビックリした!!……なるほど。なーんか見覚えがあると思ったら、前に春香の誕生日で使ったメカ春香の仲間ってわけね。もうっ!」ツンッ

ちっちゃん「めぇっ♪」キャッキャッ

律子「あ、メカ春香を知らないっていうそこのアナタ!アナタですよ、アナタ!今すぐ某アマゾーンで、アニメ『ぷちます!!』を全巻購入してください。本日の主役、秋月律子との約束ですよ?ねっ♡」パチッ

そもそもねぇ!誰が高慢ちきよっ!!私は自分が優れてると思い込んでるんじゃなくて、実際に人並外れて優れてるのっ!!そんなこともわからないから、アンタはいつまで経っても五流なのよ!!ちょっと、聞いてんの!?この五流プロデューサー!!!

はいは~い、痴話喧嘩もそれぐらいにしておきなさ~い?もう次にいっちゃうわよ~?
律子誕生日伊織ちゃんメモ♪【03】