【千早には新しいトレーニングウェアを送ろう。歌にダンスにしっかり励んでくれ。大豆イソフラボンの多い食品も用意したけど、これは要らないかな?】
千早「あっ……ふふっ、ありがとうございます。プロデューサー。なんだかホッと一息つけたような……トレーニングウェア、ありがたくちょうだいします。ご期待に沿えるよう、これで更なる研鑽を積みたいかと。」
へぇ、アンタもなかなか良いセンスしてるじゃない!軽くて肌触りもいい感じだし……ねぇねぇ。これの色違い、後で私にも買ってプレゼントしなさいよ!それぐらいいいでしょ!?日頃の私への感謝ってことで♪
千早「水瀬さんもなかなか強引ね……あとは、大豆イソフラボンですか?確か肌や髪に良い成分が含まれる栄養素だったと思いますが…………なるほど。確かに私は春香や水瀬さんのように、女の子らしさに欠けていますから。ピッタリですね。」
ちょ、ちょっと千早!コイツだってそんなつもりでプレゼントしたんじゃ…………
千早「あ、違うの!そういう皮肉とかじゃなくて……やはりプロデューサーには敵わないなと。私に足りないものをすぐに見抜いて、丁寧にサポートしてくれる……私のことをちゃんと理解してるから、こういうプレゼントを選んでくれるのよ。それが嬉しくて……ね。」
はぁ……脅かさないでよ。またスパイラルに入るかと思って、ヒヤヒヤしたじゃない…………
千早「ご、ごめんなさい……?こほん……とにかくプロデューサー、素敵な贈り物をありがとうございます。これで私も少しは女らしく…………
早速家に帰ったら、牛肉と一緒にいただこうかしら。毎日摂り続けたら、私もいつかはばいんばいんに……ちひゃーに怒られちゃうかも…………♪」
なーんかブツブツ言ってるところ悪いけど、そろそろ次のメッセージに……あっ!今のが最後のやつだったみたいね!
千早「あ、そうなの?……最初は恥ずかしくて死んでしまいそうだったけど、素敵な言葉やプレゼントを貰って…………本当に幸せな誕生日だったわ。ありがとう、水瀬さん。そして……プロデューサー♪」
にひひっ♪お礼を言うなら、ちゃーんと私の誕生日も盛り上げなさいよね?それじゃ、今回はここまで!まったね……
ヒラヒラヒラ
千早「あら?水瀬さん。メッセージボックスから何枚か落ちたわよ?」ヒョイッ
あっ!ちょ、返して!それ違うからっ!間違ったやつだから!!
千早「間違ったって……プロデューサーがわざわざ時間を割いて送ってくれたのよ?どんな内容であろうと、ちゃんと受け止めて…………」
【一つ大人になった千早にこの言葉を送ろう。「おっぱいには夢と愛が詰まっている」……千早は多くの人に夢と愛を配ってるんだ……だから(ぐすっ)……だから!その胸を張っていいんだ!】
【残念胸ん。また来世】
【胸が無い。72しかなくて。胸んずる(無念言う)】
千早「……………………」
あ、あの……千早?きっとね!?さっきの大豆イソフラボンみたいに、このメッセージにも深い意味があるようなないような…………

千早「…………くっ!」ギリッ
ちょっ……あ、アンタねぇ!最後の最後に何をしでかしてくれてんのよっ!!せっかくいい感じで終わりそうだったのに、アンタのせいで台無しよっ!このばかっ!あほっ!!五流プロデューサー!!!
千早「いえ……いいのよ、水瀬さん。私一人の犠牲で皆が幸せになってくれるなら…………やっぱりさっきの大豆イソフラボンも、そういう意味だったのかしら。というか思い返してみれば、さっきの三人の人選もそういう…………なるほど。そうやって私のことをバカにして……ふふっ…………私ったら、とんだピエロね。どうせ最初のすごく褒めてくれたメッセージだって、仕込みか何かに決まって…………」ブツブツブツブツ
ど、どうすんのよっ!どうすんのよ、この空気っ!!アンタが責任取りなさいよ!?私、知らないからね!?
っていうか最後の2通!期限も過ぎてたし、中身も意味わかんないし、もう最悪よっ!このばかばかばーーーかっ!!
千早「……プロデューサー。私、なんだかお腹が減ってしまいました。今回は誕生日企画ですし……もちろん奢ってくださいますよね?水瀬さん、貴女もついてきてちょうだい。プロデューサーが奢ってくれるそうよ。」
あ、うん……それはいいんだけど…………ち、千早?どこに電話をかけて…………
千早「あ、もしもし。四条さん?突然ですが……プロデューサーがご飯を奢ってくれるそうなので…………えぇ、あずささんと美希も是非……いえ、気にしないでください。私のお祝いのようですから。はい……はい…………もちろんです。他の娘たちにも声を掛けてください。」
あーあ……プロデューサー、さっさとお金下ろしてきたら?月給分ぐらいは飛んじゃうかもねー。しーらないっと。
千早「はぁ……それではプロデューサー。素敵なご馳走、楽しみにしてますね?……ふふっ♪」