ふふっ……どう?おいし?
……にひひっ♪なーに照れてんのよっ!ばかっ!
ほら、もうひとつ食べさせてあげる。あーんして?
なによ。そんなに恥ずかしがるんだったら、もうやってあげな……って、もう口開けてるし…………ぷっ!あははははっ♪ばっかねぇ♪
……あのさ、よく料理は愛情って言うじゃない?私、今日その言葉の意味がやっとわかった気がするの。こんな割れて砕けちゃったチョコレートで、なんでアンタがここまで喜んでくれたのか…………それはね……?
……それは伊織ちゃんの愛情が、たっぷり入ってるから…………な、なんちゃってね!ほら、ボーッとしてる暇はないわよ?休まずガンガン食べなさいっ!まだまだあるんだから!!
【伊織は照れてるのを隠すように、その後もひょいひょいチョコを俺の口に放り込んでいった。口の中に広がる甘くてちょっぴりほろ苦いチョコの味……伊織のおかげで、今までで最高のバレンタインデーになったな!】
パーフェクトコミュニケーション……さ、いおもようやく寝付いたことだし…………今日の
反省会を始めなくちゃ。うさちゃん、眠いとは思うけど……付き合ってちょうだいね。