あ……べ、別にアレよ!?私がしたいっていうか、アンタがしたいかなって思ったというか…………



……そりゃそうでしょ。さっき言ったじゃない。二人で最高の夜を作りましょう、って。

せっかく少しは慣れてきたんですもの。ここでコツを掴んでおかないと、色々もったいないし……今度はお互いにもっと幸せになれるかもしれないでしょ?だったら……もっといっぱい愛し合いたいじゃない。

それとも……アンタ、もう限界なわけ?ま、それならそれで仕方ないけど…………ん?



チラッ

っ!!?



ま、まだまだ、その……げ、元気じゃない…………なんかこう、改めて見るとアンタのって本当……いや、実際に見たことあるのコレだけだから知らないけど……うわぁ……えぇ……うわぁ…………

……コレ、私の裸を見てこうなったってこと?ふーん……ま、それなら仕方ないわよね!この伊織ちゃんのセクシーボディーを堪能してるんだから、こんぐらいデカくなっても当然っていうか!っていうか、そう考えたらむしろ足りないんじゃなーい?……なーんちゃっ



ドサッ



きゃっ♪ちょ、ちょっとー!いきなり圧し掛かるの禁止……ひゃうっ!?ちょ、そこ弱っ……もー、ごめんってばー!冗談よ、冗談っ!だからそこ触るのやめ……んんっ♪

こ、この……エロデューサー!ほんとアンタって……ぷっ…………あははははっ♪ほんとムードの欠片もないヤツよねー!あははははははっ♪



はぁ……おっかしー。やっぱりアンタといると……うん、落ち着くわ。一緒にいるだけで心がぽかぽかするっていうか…………んふふっ!そ・れ・にぃ……体の方は一晩中あっためてもらう予定だしー?ねーっ♪

……ねぇ、プロデューサー。とびっきり素敵な夜にするために、いっぱい触れ合って、いっぱい愛し合って……いっぱい、気持ちよくなりましょうよ。だってこの時間こそが、私たちにとって一番のプレゼント……でしょ?

ほーら、油断大敵よっ!えいっ!



チュッ



にひひっ♪メリークリスマス、プロデューサー!



【伊織はそういたずらっぽく笑うと、すっと目を瞑ってまた顔を近づけてきて……クリスマスの夜、俺たちは本当に幸せで特別な時間を過ごすことができた。】

【ゆっくりでもいい。今までもこれからも、二人で階段を一歩ずつ上がっていこう。な、伊織?】

パーフェクトコミュニケーション
クリスマス202113