だ、だからいいって言ってるでしょ!?レディーにこんなこと、二回も三回も言わせんじゃないわよ!マナーが悪いわねっ!!
……い、言っとくけど、別にアンタに気を使ってるとかそんなんじゃないのよ!?こんなこと、同情なんかで提案できるわけないし…………だから……うぅ…………あぁ、もうっ!!
わ、私だって……アンタとそういうことしたいのっ!アンタと二人でひとつになって、一緒に幸せになりたいのっ!!
ハロウィンの日から、二人きりのときはちゅーばっかりして……凄いちゅーもいっぱいして…………そ、そういう気持ちになってたの、アンタだけじゃないんだからね!?
私だって、ずっとずっとず~~~っと!いっぱい我慢してたんだからっ!!仕方ないでしょ!?私だって人間なんだもの!!あんな凄いことされて…………あんなにいっぱいちゅーされたら、そういう気持ちが昂ったりするわよっ!!悪いっ!!?
とにかくっ!アンタに気を使ってるとかじゃないのっ!!私がしたいのっ!!私が……アンタと…………一緒に……くぅ……うぅぅぅ…………!!
……ポンポン
な、なによぉ……こんな変なこと言わせて…………ほんと……ぐすっ…………!ほんと意味わかんな……ひっぐ……意味わかんない…………っ!
もう感情ぐちゃぐちゃで……わけわかんないわよぉ…………!責任とれぇ……!この……ばかぁ…………っ!
トサッ
あっ……な、なによぉ…………アンタこそ……そんなムリしなくたって…………ぐむっ!?
フキフキフキ
やっ……ばっ、やめろ!やめなさいっ!このバカデューサー!!なに人の顔を雑に拭いて……んむぅ!?……ぷはっ!
……今夜も素敵な思い出にするんだから、これ以上泣くなぁ…………?
ふ、ふんっ。なによ、カッコつけちゃって!そんなことされたってちっとも……ちっとも…………
……ねぇ、アンタ…………今日言ってくれたわよね。お父様とお母様に向かって……水瀬の長女じゃなくて、伊織と一緒に一生を過ごすんだって…………
あれ、ほんとに……ほんとに嬉しかったの…………今まで何度も言ってくれた言葉だったけど……ほんとに……嬉しかった…………
……これからもアンタとは、いっぱい思い出ができると思うわ。楽しい思い出はもちろんだけど、もしかしたら辛い思い出だってできるかもしれない。そういうのも全部引っくるめて、アンタとの大切な記録なんだって思うけど……それでもね…………?
チュッ
……今夜のことは、すっごく素敵な思い出にしたいの。
ねぇ、プロデューサー。
私のこと、たくさん幸せにしてくれる?
【あぁ、もちろんだよ。】