頑張れば竜宮小町に加入できて、もっともっとキラキラ出来る。この頃の美希の原動力って、それだけだったのよね。
今にして思えば、この頃私にもそれっぽいこと言ってたわ。まだ秘密だけどきっと良いことが起きるんだって。まぁ、もっと親身に聞いてやってもよかったのかも…………アイツだって、一応友達なんだし…………
律子「すっかり意気消沈した美希は、次の日のレッスンを無断欠席。そして、プロデューサーの携帯にメールが1通だけ届いたのよね。」

……はぁ。こんな時でも顔文字入れちゃうところが、アイツらしいというか何というか…………でも、いきなりこんなメールがきたら、正直ドキッとしちゃうわよね。
律子「美希……あの娘は見た目も言動も派手だから勘違いされやすいけど、内面は本当にピュアだから…………きっと本気で裏切られたって思ったんでしょうね。しかも私が余計に傷口を広げちゃったから…………」
はい、ストップ。いつまでも過去のことを引き摺ってるんじゃないわよ。こんなこともあったなぁ……そんな風に懐かしんで終わりでいいじゃない。ね?
ってなわけで!気になるラストを迎えたところで、今週はここまでよ。すっかりモチベーションを失った美希がとる驚きの行動は……次回のお楽しみってことでよろしくね♪
エンディングは春香の歌う『START!!』よ。今回何度も皆を励ました、春香の底抜けの明るさ満載の一曲。皆も落ち込んだ時は、これを聴いて再スタートを切るといいんじゃないかしら。
律子「あの……皆さん。最後は少し情けないところを見せてしまって、本当にすみませんでした!もし機会があれば、次回は必ず挽回してみせますっ!」
なーに言ってんのよ!今回は今までの中でも、トップクラスにやりやすい回だったわ。是非是非また来てちょうだい!
それじゃ、そろそろお別れの時間ね。今週はくしゃみ姿もキュートでラブリーな水瀬伊織ちゃんと…………
律子「くしゃみが豪快だってからかわれがちな秋月律子でお送りしました!それでは皆さん……まったねー!!」
りーつこっ!お疲れさま。さっきも言ったけど、やっぱアンタが横にいるとやりやすいわ。ねぇねぇ、次からレギュラー出演とか考えてみない?
律子「ふふっ、ありがたいお話だけど遠慮させてもらうわ。伊織がいれば司会進行は心配ないし、私はあと一回挽回の機会がもらえれば、それで十分よ。」
え~?ケチくさいわねぇ……はぁ、次からも私一人でアイツらの手綱を握らないといけないのかぁ。不安だわぁ…………
律子「まぁまぁ。伊織なら大丈夫でしょ。期待してるから、これからも頑張りなさいよ?さてと……それじゃちょっと、美希のところ行ってくるわね。レッスンをサボってないか、私がしっかり見張ってやらないと…………じゃあね!」
タッタッタッタッタ
……さしずめ姉離れできない妹、に見せかけた妹離れできない姉ってところかしら。律子のヤツ、ほんと素直じゃないんだから。
さて、こっちも情報提供ぐらいしてやろうかな。えっと、鬼軍曹がそっちに行ったから、せいぜい地獄のレッスンで絞られてきなさい……っと。
ま、後は姉妹仲良くごゆっくり~ってところね。にひひっ♪