エラい顔の濃いお客さんね……外国の人みたいだけど、どうして占いなんかしてもらおうと思ったのかしら。
あずさ「この人、プロポーズした女の人に振られてしまったようなの。だから最後に良い思い出を作って国に帰りたいから、オススメのスポットを占ってほしいって言われて…………」
また責任重大……って、それにしては随分適当に決めたのね。棒が倒れた方向に港があったから港って…………
あずさ「だ、だって!タロットならともかく、易占をやるのは初めてで……でも満足してくれたみたいで、お代の小切手を置いて帰ってくれたのよ?上手くいってよかったわぁ♪」
……アンタって意外に神経太いのね。それで戻ってきた占い師さんにタクシー乗り場の場所を聞いて、今度こそ現場に帰るってわけね。
あずさ「あぁ……うん。まぁ…………ね?」
なによ。随分歯切れの悪い……あ、今度はあずさを追ってる真たちのシーン…………

いや、アクションスターかっ!なにアイツ、なんでアイドルがSPと互角以上に渡り合ってるわけ!?
あずさ「あ、足元が危ないわぁ……落ちてしまったら大事故に…………ひっ!?」ビクッ
劣勢を梯子に捕まりながら凌いで、最後は相手を引きずり下ろして逆転って……はぁ、もうコイツの戦闘力は化け物級ね。か弱い乙女の私にはついていけないわ。
あずさ「あら?でも伊織ちゃん、この間もちびきちゃんのお友達と互角に戦ってたような……」
あらぁ?なんのことかしら。伊織、わっかんな~い♪
ほらほら、次にいきましょう?きゃはっ☆