場面は変わって、一人現場に残された美希のシーンね。むっ……さ、流石にやるわね…………

あずさ「まぁまぁ。美希ちゃんもこんなに頑張ってくれてたのね……動きにも躍動感があって、どんくさい私じゃ絶対マネできないわぁ。」

ふんっ!なによ。竜宮小町ってニンジンを鼻先にぶら下げられてたから、珍しく張り切ってやっただけでしょ?まぁ……この現場での働きっぷりは認めてあげないこともないけど…………

あずさ「美希ちゃんがいなかったら、お仕事も先に進まずに大変だったもの。本当に助かったわぁ。後で一緒にカフェに行って、美味しいスイーツをご馳走してあげないとね。」





美希のヤツ、アンタにすっごく懐いてるもんね。前も言ってたわよ?『あずさが本当のお姉ちゃんだったらよかったのに~!本物のお姉ちゃんよりお姉ちゃんなの!』ってね。

あずさ「う~ん……そう言ってもらえるのは嬉しいけど、それじゃ菜緒さんに悪いわぁ。そうねぇ……それじゃ私は、美希ちゃんの義理のお姉さんってことで!うふふっ♪」

そ、それはそれで誤解を生む表現じゃないかしら…………まぁ、いいわ。次のシーンに進みましょうよ。
アニマス0806