……少しは落ち着いた?

やよい「……うん。ありがと、伊織ちゃん。」

ん、それじゃ続きをお願いしてもいい?

やよい「うんっ!お、お待たせしてごめんなさいっ!それじゃ……えと、再開しまーっす!それで長介がいつまで待っても帰ってこないから、私と響さんで外に探しに行ったんです。伊織ちゃんには家で弟たちを見てもらって……この時はありがとうね?」

これぐらいどうってことないわ。ほらほら、見てみなさい。こんなチャーミングにお化けの真似をして、夜更かししようとする弟くん達を寝かしつけてあげたんだから!

小さい子のお世話なら、このスーパーアイドル伊織ちゃんにお任せあれよ!にひひっ♪

やよい「えへへ……でも、それでも全然見つからなくて…………私、どうしていいかわからなくなっちゃって…………そしたら、プロデューサーが来てくれたんです!もう遅い時間だったのに、わざわざタクシーで駆けつけてくれて…………」





……私が念のため呼んだのよ。だって、いつでも頼ってくれって言ったのはアイツでしょ?だからお望みのとおり頼ってやったわけ……ふんっ!感謝してほしいぐらいだわ。



でも、三人がかりでもまるで見つからなくてね。そしたらプロデューサーから聞かれたのよ。もし私が家出するなら、どこに行くと思うかって。

それで思い出したの。小さい頃に兄さん達と喧嘩して、私がよく行ってたのは…………さ、次に行きましょう?
アニマス0709