あずさの妖艶さ、亜美の無邪気さ、そして私の高貴さ……三人がそれぞれのキュートな魅力を爆発させた一曲、それがこの『SMOKY THRILL』……そして、これこそが竜宮小町のパフォーマンスよっ!

春香「うわぁ……やっぱり今見ても凄いなぁ。三人とも曲の世界に入り込んでるっていうか……ほんとに竜宮城の乙姫様みたいだもん!」

にひひっ♪ま、この日のために調整に調整を重ねたからね。晴れ舞台を用意してくれた律子のためにも、最高のパフォーマンスをしてみせるって決めてたのよ!





春香「それと、この時はテレビに釘付けになってたから気がつかなかったけど……伊織、すっごく真剣な顔して自分達のステージを見てたんだね。」

うっ……だ、だってテレビで初めてパフォーマンスを披露したのよ!?上手くできてたか心配だったし……って、真のヤツ!またからかおうとしてたわね!?きーーーっ!こっちが気づかないと思って、生意気なことしてんじゃないわよっ!!

春香「……真ね、この時かなり悔しがってたよ?今のボクと伊織じゃ勝負にならない。プロとしての意識が全然違うって…………この時の伊織の真剣さ、真にはすっごく刺さったみたい。」

……ふ、ふんっ!当然よ。ついでに言うと、今だって私が完封してあげるわ。真なんかにはぜっっったいに負けないんだから!

春香「ふふっ……きっと真も同じこと言いそうだよね。なんか羨ましいなぁ……ライバルって感じで!」

あ、あんなヤツをライバル扱いしないでよね!?ったく……あ、ほらほら!最後!最後の決めポーズよ!ぎーりぎりで、おーあずけファンキーガール♪
アニマス0610