ごめん、ちょっとあのバカプロデューサーをシバいてくるわ。春香、あとは頼んだわよ。

ガタッ

春香「お、落ち着いて!落ち着いて、伊織っ!もう済んだことだから!昔の話だからっ!!」

ざっっっけんじゃないわよっ!!あのね、やよいは高いところが苦手なのよ!?それなのにこんな仕事を取ってくるなんて……見なさいよ!あの天使が泣いてるじゃない!!万死に値するわっ!!

春香「やよい……この時のショックで寝込んじゃったんだよね…………千早ちゃんも、こういうアクティブな仕事は真や響ちゃんの方が合ってたと思うって…………」

そうよ!何のためにあの体力バカ二人がいると思ってんの!?きーーーっ!!あのプロデューサー、ほんっと使えないわね!!担当するアイドルの強みや弱みぐらい、頭に叩き込んでおくのが基本でしょ!?もう給料半分にしてやりましょうよ!!

春香「だ、だから落ち着いてって!この時はまだプロデューサーさんも駆け出しだったんだから……ね?」

ったく……後で絶対に文句言ってやるわ!





春香「そして今度は雪歩なんだけど……うわぁ、見事に埋まっちゃったね。」

ふんっ!この仕事、現場に雪歩一人で行かせたんでしょ?ただでさえ大胆な衣装だし、そこにこの大衆……プロデューサーがフォローしてやらなきゃ、こうなるに決まってるじゃない。アイツ、降郷村で何を学んできたのかしら。

春香「あはは……でも雪歩、この後しっかりお仕事をやり遂げたんだよ?今伊織が言ったみたいに、降郷村での経験が役に立ったんだって!」

それは雪歩の成長の成果で、決してアイツの手柄じゃないわ。ったく……アイドルにプロデューサーがおんぶに抱っこでどうすんのよ。経験の差があるとはいえ、ほんと律子とはえらい違いね。

んで、この大失態……次のシーンよ。
アニマス0607