貴音「……先ほどはお見苦しい姿をお見せしてしまい、大変申し訳ありませんでした。その……あ、暑さに参ってしまった私たちは、事務所の慰安旅行として海に行くことにしたのです。」
スケジュールの空いてる人だけ……って言ったのに、全員参加できたのよね……あれ?この時の私たちって……ひょっとしてその辺の部活動と変わらな
響「い、伊織!それは言っちゃダメなヤツだぞ!?そ、そうだ!なんか前のめりになってるけど、伊織はこの時何をしてたんだ?自分にも教えてよ!」アセアセ
私?この時はまた怪談話を真と雪歩にしてたのよ。確か外側に手形がベッタリついてると思ったら、ひとつだけ内側からついてたって話で…………
貴音「ひぅっ!?ひ、響ぃ……!」ウルウル
響「こ、こら!あんまり貴音をイジめるなっ!」
な、なによっ!アンタが聞いてきたんじゃない!!ったく……っていうか、アンタたちこそ何してんのよ。

響「これは……駅弁を買って戻ってきたら、貴音が看板に向かって手を振ってたから困惑してたシーンだな。ほら、貴音って目が悪いから。」
貴音「ひ、響!?ちゃんと横にいてくれていますか!?先ほどの怪談は終わったのですか!?響っ!響!?へ、返事をしてくださいっ!!」プルプル
……アンタ、今回だけで今まで作ってきたイメージが全崩壊しそうね。ほら、響。先に進めなさい。
響「はーい。それじゃ次は皆お待ちかね!
海のシーンだぞっ!」
貴音「ひ、響っ!本当に側にいてくれているのですか!?響ぃっ!!」