ったく……ズル響のせいで最初からグダグダになっちゃったじゃない。ほら、早速解説しなさいよ。ズル響。
響「ず、ズルって言うな!えっと……あぁ、懐かしいなぁ。この時って猛暑なのにエアコンが壊れちゃって、仕方ないから皆でウダウダしてたんだっけ。自分も扇風機の前から動けなくなっちゃってさぁ。」
す、涼しくなるシリーズで『真っ白なスケジュール』って……アイツら、笑えないジョーク言ってんじゃないわよ!この時って、まだ仕事が全然ない時期でしょ!?全然笑えないわよっ!!
響「いや、本当笑って振り返られるようになってよかったぞ……あれ、そういえば伊織たちは何をやって……あ。」

にひひっ♪暑い夏には涼しくなる怪談に限るわよねぇ。真も雪歩も反応が良いから話してて楽しいし……伊織ちゃんの怪談ストックは108は下らないわよ!
響「あー……伊織、そろそろ次にいかない?ほら、そういうのダメな人もいるしさ……」
あら、なに?アンタ、この程度の怪談で怖がっちゃうわけ?なっさけないわねえ♪
響「いや、自分は話だけなら割と大丈夫なんだけど……ほら。」チラッ
貴音「ひ、ひひ、響……もう先ほどの場面は終わりましたか……?私、耳を塞いで目も閉じているので……く、暗くて何もわからないのです……っ!ひ……響ぃ……っ!」フルフルフル
響「はいはい、もう目を開けても大丈夫だぞー?怖い話は終わったからなー?」ポンポン
……なんか意外な一面を見ちゃった気がするわ。
さ、それじゃ次にいきましょうか。