もー、雪歩ってばぁ。いい加減機嫌直しなさいぉ……こんなグダグダな進行ってプロとしてどうなのよ。ねぇ、雪歩ー。
雪歩「……も、もうイジワル言わない?」
言わない言わないっ!見なさいよ、この澄んだ瞳を。だから仲良く仕事しましょ?ね?
雪歩「……くすっ。うんっ!それじゃ、またよろしくね?」
よし!じゃあ気を取り直して再開よ!えっと、ここでアクシデントが発生するのよ。衣装担当の亜美と真美が、間違えて予定と違う衣装を持ってきちゃってて……よりにもよってパンキッシュゴシックなんて、ちょっと村のお年寄りには刺激が強すぎるわよね。この格好でステージに上がって、崇め奉りなさ~いっ!……とは言えないし。
雪歩「うん……結局私服のままステージに立つことになっちゃって、皆がっかりしてたよね。真美ちゃんと亜美ちゃんも珍しくションボリしてたし…………」
……この日は朝早くて皆ボーッとしてたし、アイツらだけの責任じゃないわ。私たち全員が、まだまだプロとして未熟だったのよ。それなのに……ったく!生意気に責任感じてないで、こういう時こそいつもの明るさを発揮しなさいっての!
雪歩「……ふふっ。伊織ちゃん、やっぱり優しいなぁ♪ね、プロデューサー。プロデューサーもそう思いませんか?」
んなっ……べ、別にこんなの普通よ!普通!ほ、ほらっ!
次にいくわよ!?