ちょ、ちょっと!このシーンだけ見ると、私がいじめて泣かせてるみたいじゃない!?ほら、雪歩。ちゃんと説明しなさいっ!
雪歩「は、はいぃ!えっと……この日は確か急遽いつもの先生がレッスンに来られなくなって、
それで代わりに男の先生が来て……わ、私が怖くなって逃げ出しちゃって……伊織ちゃん達にご迷惑をおかけしてしまったシーンですぅ…………」
はぁ……アンタってこの頃は酷かったわよね。レッスンで男の先生が来たぐらいで脱走するって、ちょっと考えらんないわ。おかげで私たちもレッスン中断しなくちゃいけないし……本当いい迷惑よ。
雪歩「うぅっ!ご、ごめんね?伊織ちゃん……あの頃も今も、いつもいつも足を引っ張っちゃって…………」
べ、別に今はそんなことないわよ。だいぶ男にも慣れてきたみたいだし、レッスン中も表現力とかはアンタから教わることも多いし……随分成長したんじゃない?……って、雪歩。聞いてる?今褒めてるのよ?雪歩?
雪歩「そうだよね……まだ私なんて当時を振り返るほど成長してるわけじゃないのに、こんな偉そうに伊織ちゃんの隣に座っちゃって……お、おこがましいよね……っ!」
雪歩!ちょっと、雪歩!?もしもーし!?
雪歩「こんな……こんなダメダメな私なんてっ!」

雪歩「穴掘って埋まってますぅぅぅぅぅっっっ!!!」ザックザック
こ、こらっ!なに映像とシンクロしてんのよっ!やめなさい、こらっ!!
ちょ、次行くわよ!次っ!!