いいこと!?さっきの映像は早急に迅速に速やかに忘れなさいっ!……忘れた?ほんとに?……ったく、嘘ついてたら承知しないんだからっ。
んで、化粧を落とした私たちはもう一回考え直すわけ。いったい個性ってなんなのかしら、って……なによ。今見返したら、やっぱりすっぴんの方が断然可愛いじゃない。
やよい「やっぱりこの時の私たち……ちょっとムリして背伸びしすぎてたのかも。美希さんや春香さん、真さんや貴音さん、皆いつもどおりの雰囲気なのにすっごく可愛かったもん。」
亜美「うん……ゆきぴょんもメチャイケだったもんね。白い服と白いお花が、超ゆきぴょんって感じでさ。」
真美「んでんで、ひびきんとハム蔵を見てて気づいたんだ。ひびきんとハム蔵みたいに、真美は亜美、亜美は真美の超イケてるところを知ってるってね!」
……はぁ、私たち、ほんとバカだったわね。ムリに大人になろうとして自分本来の魅力を見失うなんて……伊織ちゃんにあるまじき大失態だわ。
いつもどおりの私……だったら、やっぱりこの子がいなきゃ始まらないわよね。ふふっ……
さ、次に行きましょう?