さ、続いてはオーディションね!どんな小さな脇役でも、作品に出演するのとしないのじゃ大違いだもの。将来の主役を掴むために、目の前の脇役を全力で掴みにいくのよ!でも、この二人はねぇ……
響「むっ!なにさー、その引っ掛かる言い方は。自分だって本気だったんだぞ!?ちょっと家族のことを話しすぎちゃったけど……」
貴音「私も話せないことを話せないと申しただけなのですが……なぜウケ狙いと言われてしまったのか、未だに見当もつきません。響、貴女はどう思いますか?」
響「んー?自分は貴音らしくて良い感じだったと思うぞ!ねーねー、貴音は自分のアピールをどう思った?」
貴音「えぇ、響らしい実に温かく楽しい受け答えだったかと……真、不可思議ですね。」
響「ねー、不思議だよねー!あっははははは♪」
貴音「ふふっ、真に……ふふふふふっ♪」
……つ、次に行きましょう。この二人の会話を聞いてると頭痛くなってくるわ…………