へへっ。どうしたんですか？プロデューサー。そんな改まっちゃって。

あ、もしかして……今の挨拶、ちょうど待ち合わせ場所に来たって演出ですか？今日の遊園地でのお仕事を頑張ったら、アトラクション巡りに付き合ってくれるって約束ですもんねっ。

くぅっ……いいなぁ！こういうの、テンション上がるなぁ♪それじゃあ、ボクも……んんっ…………



……こんばんはっ。Ｐくんっ。ボ……私もね？実は今来たところなんだ♪

あのさ、私……今日の初デート、すっごく楽しみにしてたの。だから、はいっ。



ｷﾞｭｯ



えへへっ♪なんだか照れちゃうけど、周りに誰もいないし……いい、よね…………？

だって私たち、カップルなんだもんっ。ほらほら、早く行こっ。まずは、あっちのゴーカートにする？それとも、あっちのジェットコースターにする？

私はどっちでもいいよ、Ｐくんと一緒ならっ♪へへっ♪







……な、なんかこれ、止め時見失っちゃいますね。しかも、こう……おふざけとはいえ、伊織に対して罪悪感が…………

ま、いっか。プロデューサーは伊織のプロデューサーだけど、ボクのプロデューサーでもあるんだし。こうなったら今日は、徹底的にボクのお願いに付き合ってもらいます！

ねーねー、プロデューサー。それで結局、どっちのアトラクションに……あ、メリーゴーランド！？さっすがー！ナイスチョイスですっ♪