【あずささん、お誕生日おめでとう!日頃の感謝も込めてバストアップ体操(無駄な努力)に勤しむ千早の写真をプレゼントします。あずささん、千早を救ってやってはくれませんか?】
あずさ「あ、あら~。そうですねぇ……千早ちゃんって、今でもすっごく魅力的な女の子だと思うんです。顔立ちもスッと涼し気に整ってるし、青みがかった黒髪も綺麗だし、特にあのスラッとしたスレンダーな体系が本当に羨ましくて……私、油断するとすぐにおでぶになってしまうから……うぅ…………」
あずさ「でもこの写真を見ると、千早ちゃんは千早ちゃんで悩んでるのかしら……私たち、結構おしゃべりとかするんですけど、そんな相談は一度も…………そりゃそうですよね。私みたいな優柔不断で頼りにならない年上なんかに、相談なんかしたところで」
千早「それは違いますっ!あずささんっ!!」バッ
あずさ「きゃっ!?ち、千早ちゃん、いきなりどうして……そ、それと、なんだかお洋服が汚れているようだけど…………?」
千早「すみません。先ほどプロデュ……いえ、獣を一匹処分したので。そんなことより……ご、誤解です!私はあずささんのこと、すっごく尊敬してますし、その……と、友達だと思ってます!!だからそんなこと言わないで……本当なんです!信じてくださいっ!!」
あずさ「千早ちゃん…………」
千早「相談しなかったのは、その……どうしても恥ずかしくて…………自分には歌しかないと言っておきながら、体型のことなんかで悩んでるなんて……我ながら情けない。アーティストとして失格ですよね。」
あずさ「そ、そんなことないわ!千早ちゃんだって一人の女の子なんだもの。そういう悩みのひとつやふたつあって当たり前よ。私だって、ぷよぷよしやすい体がコンプレックスで…………」
千早「なっ……そんな!あずささんの体、すっごく女性らしくて羨ましいです!歌も私なんかより数段上のステージにいますし…………私なんて、こんな骨ばった起伏のない体で……くっ!」
あずさ「ううん!私こそ千早ちゃんの体、すっごく羨ましい!!割れた腹筋もセクシーだし、まるで彫刻みたいで見惚れちゃうっていうか……あら?もしかして私たち、こういう話をするの初めてなんじゃないかしら。」
千早「そう、ですね……あの、あずささん。もしよろしければ、今度お家にお邪魔してもよろしいですか?その……色々と聞きたいことがあって……あの……うぅ…………」
あずさ「まぁ……もちろんよ!千早ちゃんなら、いつでも大歓迎だわ。美味しい料理を作って待って……って、こんなことだからぷよぷよになっちゃうのよね。ふふっ。」コツン
千早「……ふふっ、ありがとうございます。あずささん。これからもよろしくお願いしますね?……その、友人として。」ニコッ
あずさ「うん、もちろんよ♪私、千早ちゃんのことだ~~~い好きだもの♪」
あずさ「うふふっ♪なんだか千早ちゃんと、もっともっと仲良しになれた気がするわぁ♪ふんふんふ~ん♪」
あずさ「……あ、次のメッセージを読まなくちゃ!それぇ~~~!」
【お誕生日プレゼントということで、ドッグカフェのチケットをどうぞ。確か好きだったよね?存分に癒されておくれ。
…ここからは多少年上からのプレゼントついでの小言みたいなものだから聞き流してくれていいのだけれど。
『心という器に、一度、一度ひびが入れば…』。何か嫌なことや理不尽なことがあったなら何でもいいからこちらに投げてくれ。何とかする、してみせる。それが僕の仕事だから僕が信用できないなら、他の人にでも。頼んだよ?
(竜宮小町宛に無数に要求された枕を握りつぶしながら)】
あずさ「まぁ!さすがはプロデューサーさん。私が犬好きだってこと、ちゃ~んと覚えててくれたんですね。うふふ、とらたんが嫉妬しちゃったらどうしましょう~♪」
あずさ「それと、信用してないなんてとんでもないです。プロデューサーさんのおかげで、一人ではとても見ることのできない景色をたくさん見てますし……本当に信用している方の一人ですもの。だから、そんな寂しいことは言わないでください。」
あずさ「……私、知ってるんですよ?プロデューサーさんが、陰から私たちのことを一生懸命守ってくださってること…………実はこの前、聞こえてしまったんです。プロデューサーさんが凄い剣幕で電話を受けていて……決して盗み聞きするつもりはなかったんですけど、私たちへの“よくないお誘い”を断ってるんだって、すぐにわかりました。」
あずさ「だから、そんなプロデューサーさんのこと……私は信頼しています。この人なら私をアイドルとして導いてくれるって、心の底から信じています。ちょ~っとお茶目しちゃうところは、ご愛敬ですよね♪うふふふふっ♪」
あずさ「はぁ、こんな素敵なメッセージのときに限って、伊織ちゃんはいないんだもんなぁ……うん、あとで見せてあげましょうっと!それじゃ、次のメッセージを読み上げますね~♪」
【あずささん、このネックレス(GPS付き)をプレゼントします。外出する時は、絶・対・に!身に付けてください!これで駄目なら体内に埋め込むしか……】
あずさ「あ、あら~?プロデューサーさん、お気持ちは嬉しいんですけど……さ、さすがに体内に埋め込むのは怖いです~!私、注射とかそういうのもダメなのにぃ~!」
あずさ「うぅ……そういえば、前に律子さんと伊織ちゃんからもそう言われちゃったのよねぇ。そりゃ私はすこ~し方向音痴だけど、そんな埋め込むなんて大袈裟な……大袈裟じゃない?そ、そんなぁ~!!」
あずさ「あ、でもこのネックレスがあれば、私がどこにいても見つけてくださるんですよね?はぁ、よかったわ~♪」
あずさ「これからこのネックレスは、肌身離さずつけてなくちゃ。んしょ、んしょ……うん、これでよしっ♪さぁ、それじゃ次のメッセージを読ませていただきますね~♪」
【愛しのあずさへ
俺が愛してやまないあずさの為にプレゼントを用意したよ。喜んでくれるかな?
っ[男性のヌード写真集、数冊]
購入時、店員の目が痛かったがあずさの為ならなんてことはなかったさ】
あずさ「ひぃっ!?あ、あああ、あの!私、こういうのは本当に……そりゃ友達から聞いたことぐらいはありますけど、自分では本当に…………と、とにかくダメです!イタズラのつもりかもしれませんけど、こういうのは本当にやめてください!!」
あずさ「……なんですか。私、怒ってるんですよ?…………反省してる?……本当に?…………わかりましました。もうあんなこと、絶対にしないでくださいね?……あずさって呼び捨てにしてくださるのは、いつでも構わないので…………」
あずさ「そ、それじゃ次のメッセージを読みますよ?」
【我が女神、あずささん。誕生日おめでとうございます(跪き)
どうか、これからも一緒に同じ時と道を歩んでいただきたい。共に手を取り合って】
あずさ「……プロデューサーさんったら、ズルいです。私、さっきまで怒ってたのに……こんなこと言われたら、つい許しちゃうじゃないですかぁ!」
あずさ「こうなったらさっきの罰として、プロデューサーさんには今言ったことを絶対に守ってもらいます。もし約束を破ったら……破ったら……え~と…………お、怒っちゃいますからね~?」
あずさ「それじゃ、次のメッセージ……まぁまぁまぁ!!」
【あずささんへのプレゼント色々考えた結果、あずささんの一番興味のあるものにしました。……「俺と伊織の出会いから彼女になるまで」を私の視点で小説にしました。……少し恥ずかしいですが読んでください///
伊織も恥ずかしがるし、俺も恥ずかしいので、みんなには見せないでね!
いいですか?絶対に!絶対にみんなには内緒にしてくださいね!(あずささんはダチョウ倶楽部はしないよな。)】
あずさ「うふふふふっ♪二人が付き合うまでのこと、伊織ちゃんに聞いても恥ずかしがって教えてくれないんだもの……ちょっとぐらい、いいわよね?」
あずさ「こうは書いてるけど……私、知ってるわ。こういうのは、逆に内緒にしないでほしいときのことだって。はぁ、律子さんや春香ちゃんに教えてもらっておいてよかった~♪」
あずさ「……その前に、私だけこっそり♪うふふふふっ♪」
タッタッタッタッタ
ちょ~っと待ったぁぁぁぁぁぁああああああっ!!!!!そろそろ戻ってきてやろうと思ったら……あ、あずさ!ストップ!ストップ!!
あずさ「ぐすっ……ひっぐ……あ、伊織ぢゃん……伊織ぢゃ~~~んっ!!」ダキッ
きゃっ!?ちょ、なっ……ど、どこっ!?どこまで読んだの!!?
あずさ「い、伊織ぢゃん……がぁ……『全力アイドル』のお芝居をしでぇ……プロデューサー……ざん……がぁ…………プロポーズしたどころ……うぅぅぅぅ…………」ギューッ
ぜ、全部読んでんじゃないわよ!ばかぁっ!!ぜ、絶対!!このこと絶対周りに言うんじゃないわよ!?絶対だからね!!?
あずさ「ぐすっ……わ、わかったわ!私、ちゃんと伊織ちゃんの真意はわかってるから!!"絶対に"、皆に教えたりなんかしないからっ!!」
わかってればいいけど……さて、ここにきて真打ち復活よ!
復帰初のメッセージ、張り切っていってみよー♪