秋月「はぁ……なんだか色々もらっちゃったね」
照月「うんうん。 クリスマスとはいえ、いいのかな?」
涼月「いいんじゃないでしょうか? ふふ、なんだか体がポカポカしてきました」
初月「別に僕たちはキリシタンというわけでもないんだが……ふむ、まあこういう催しも悪くはないな」
涼月「お初さん……」
初月「……そうだ。 僕たちの生まれた時代ではクリスマスなど排すべき文化だった。 それが今再び世に舞い降りてみれば、日本はこんなにも平和な国になっていた……」
秋月「…………」
初月「今はそれを祝おう。 聖人の生誕を祝すのではなく、互い手を取り合うことのできた、人間の功を称えて」
照月「……うん、そうだね」
涼月「……ええ。 お祝いしましょう」
秋月「それじゃあ、改めて……!」
「メリークリスマス!」
(おわり)
クリスマス5