ワユ
「ふーん、○○ってデイン兵だったんだ

……あ、ここ痛かった?」

日は暮れて夜。
日中の火照りはとうに冷め、夜風が体中の傷に染み渡る。

いや、染みているのは乱暴な治療故か。

悔しさか、それとも痛みのあまりに目の端に浮かんだ涙を隠す。

ワユ
「文句言わないの
それより話の続き続き

○○はあの決戦で城の外で戦ってたんでしょ?
決着が着いたあとはどうしたの?」


決着……アシュナードが敗れたあとの話か。

戦ってるうちに城内から勝鬨とクリミアの旗が見えて……。


外伝5