「…………。」

気がつけば、自室のベッドの上に横たわっていた。
私達は遠征先でモンスターに襲われ、情けなくも敗退したようだ。
しかし、私はあのときモンスターの攻撃でたしかに自分のLPを全て奪われ死亡したはずだ。
何故、生きているのかがわからない……。


????「陛下、お目覚めになったようですね。ご無事で良かったです。」


トリコーンを被ったアンドロマケーと瓜二つの女性が私の安否を確かめていた。
そういえば、アンドロマケーはどうしたのだろうか。
いつもであれば私の側にいるはずだが……。


シーデー「お初にお目にかかります。
私はフリーファイターの後任として入ったシーデーと申します。
今後は私が陛下をお守りいたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。」


──この女性がアンドロマケーが普段話していたシーデーのようだ。
シーデーが何故このタイミングで宮殿に来たのかがわからない。
それよりも、アンドロマケーに会いたくなってきた。
私はシーデーにアンドロマケーに会わせてくれと頼んだ。


シーデー「…………。……モンスターに襲われたとは思えないくらい、安らかに眠っていますよ。
大切な人の命を救うことができて、幸せだったのでしょう。
陛下も少し落ち着かれましたら、彼女の顔を見てあげてくださいね……。」


アンドロマケーは私を庇って、怪我をして今は寝ているということだろうか?
先の戦闘で彼女にも無理をさせてしまったようだ。
後でアンドロマケーに詫びも兼ねて見舞いに行くとしよう。

……そういえば、不思議な夢を見たことを思い出した。
私とアンドロマケーは何もない暗い空間に立っていたが、アンドロマケーは少し寂しそうに微笑みながら私から離れていった。
私は何かを叫びながら彼女を引き留めようとしたが、彼女はそのまま私の元を去ってしまった。

あの夢を思い出して強烈な寂しさと喪失感に襲われたが、アンドロマケーの顔を見ればきっと落ち着くだろう。
早く彼女に会いたくなってきた……。
アンドロマケー!待て、行くな!