そう言って差し出された小さな猫を見た瞬間、リグデイルの赤い瞳がぱっと輝いた

「……ほう?」

先程まで退屈そうに椅子へ座っていたというのに、次の瞬間にはもう目の前まで来てる
しかも妙にそわそわしている

「に、にゃあ……」

猫が小さく鳴くと、リグデイルは両手で口元を覆いながら震え始めた

「か、かわいすぎるじゃろうが……!天使か!?
よい、今日からここで暮らすのじゃ!」

○○「えっ、即決?」

「当然じゃ!
寝床も用意する、食事も最高級のものを与える、
ああ、日向ぼっこ用の窓辺も整えねば……!
猫用の部屋も必要じゃな。
いや、むしろ館の半分を自由行動区域に─」

完全に浮かれている

しかし、その後ろでアリシェナが深いため息をついた

「リグデイル様。拾った猫を勝手に飼うのはおやめください」

「む?」

「その猫、飼い猫かもしれません。
まずは拾った場所に返してください。飼い主が探しているかもしれません」

リグデイルは信じられぬものを見る顔をした

「この子は今、私を見て飼ってくれと言ったのじゃぞ!」

「鳴いただけです」

「うぅ…仕方ないのう
○○、元の場所に返してやるんじゃ…」

(涙目になっている)

「元気でな…ニャン五郎」

(ネーミングセンス‥‥)
(なんか変な名前付けてる…)
一郎から四郎はどこに…?
猫拾ってきた