アリシェナ「弁償、ですか。……では、こちらへ。」

リグデイル「なんじゃなんじゃ」

アリシェナはエプロンのポケットから折りたたまれた紙を取り出し静かに広げる

そこにはびっしりと店名と商品名が並んでいた

アリシェナ「食べられた時のために気になっていたプリン一覧です。」

リグデイル「用意が良すぎるのじゃ…。」

アリシェナ「人間とは時に誘惑に負ける生き物ですので。…ですが、正直に名乗り出た点は評価しております。ですので選ぶ権利を差し上げます。」

アリシェナ「濃厚焼きプリン、王道固めカスタード、瓶入り高級プリン、あるいは喫茶店限定の苦めカラメル系。」

リグデイル「楽しんでおらんか?」

アリシェナ「少々。」

アリシェナ「一番好きなの買う…?……本当に?」

(首を縦に振る)

アリシェナは少しだけ目を丸くし、それから微笑む。

アリシェナ「でしたら、今回は許しましょう。」

リグデイル「やれやれ、解決してよかったのう。」
プリンを弁償する