…あ、いたいた。実花ちゃん、ちょっといいかな?


……ん、彩羅か。どうした?わざわざ図書室に来て。

今日は『素の』実花ちゃんとお話したくて。
今は他に誰もいないでしょ?付き合ってほしいなー。


………はぁ。
なんでこっちで話したがるの?
物好きだね。

だってこっちの方だと本音とか喋ってくれるんだもん。
実花ちゃんもたまには素で誰かと話したくない?


…まあ、否定はしないけど。
それで?何の話がしたいの?

実花ちゃん、○○のこと好きでしょ?

っ…!?な、なんで…!

え、隠せてると思ってるの?結構バレバレだよ?あれ。

……そ、それで?それ知ってどうするつもりなの。
宣戦布告とか?

え?そんなのしないよ。
どんなところが好きになったのかとか聞きたくて。実花ちゃんってあんまりそういうの話さないタイプに見えるし。
恋バナしようよ恋バナ。


…そういうのって普通私が勝つーとか言わない?

ふふん。もちろん負ける気はないよ。正妻になるのは私だもん。
でもそれとこれとは別。お互いどうなるとしても後悔はしたくないでしょ?
私は友達として、仲間として、ライバルとして仲良くなりたいから。ね?


……ふふ。変なの。
いいよ。ちょっとだけね。
素で話をする実花と彩羅