やあやあ。みんなのアイドル実花ちゃんがやって来たぞ。
今日は図書委員としての仕事が無くてな。せっかくだからと娯楽部に寄ったわけだ。

とはいえ長居をするつもりはないから、少し本を読んでから帰る。
他のメンバーは全員用事があって来ないし、○○も帰るつもりだったみたいだからな。
可愛い実花ちゃんに免じて少しここにいてくれ。

…さて、と。
……ん?この本か?ああ、昨日発売されたラノベの新刊だ。○○も読んでただろう?まだ半分読んだだけだが待った甲斐があったと言える展開があるぞ。

…………

………………なあ、○○。

迷惑じゃないか?私がいつもこんなで。
私は女っぽくないし、自分で言うのもなんだが口調も変だろう?
私が仲良く思っているだけで、本当はどう思われているのか……たまに気になるんだ。

……そうか。ありがとう。私はいい友人を持った。

…………いや。それだけは、嫌だな。


……○○、もう一つだけ。

……

……私、○○が好き。
急でごめん。でも、きっと今じゃないと、私はもう言えないと思うから。

ずっと好きだった。
私、あんまり友達がいないから。どうやって話せばいいか分からなくて、いつもみたいな話し方してて。
そのせいで○○が私のこと、友達として見てるのは分かってる。男友達とか、悪友みたいな感じで。

でもそれだけは、もう嫌。

もっと○○のこと知りたい。友達じゃなくて、恋人として。
○○にも知ってもらいたい。私の事。本当はこんなので、いつもと全然違うけど。

○○とくだらないこと話したり、隣で本読んだり、ふざけあったりする時間が私の毎日の楽しみで、幸せな時間だから。

…私に色んな顔見せてほしい。隣で、一番近くで。

○○の事が好きな子が沢山いるのは分かってる。私なんかじゃ、全然追いつけなくて、勝てないって分かってる。

……でも、それでも負けたくない。好きなの。どうしようもないくらい。
○○と、ずっと一緒がいい。

だから、だから……私と、付き合って、ください。


受け入れる

断る

実花に告白される