(乙骨から待ち合わせに遅れると連絡がきてから数分。その場で待っていると見知らぬ男性が声をかけてきて、遊びに行かない?と言ってきた。人を待っているので、と断っても引き下がらない男は痺れを切らしたのか手首を掴んできた…が、すぐに男の手首が乙骨に掴まれる。)
…、離してもらえますか。
(聞き慣れない冷たい声と温度の下がった眼差しに、男は怯んだのか何も言わずに去って行った。)
ごめんね、○○ちゃん。大丈夫だった?
僕が遅れたせいだよね。本当にごめんね。
(謝る乙骨に大丈夫と返すと、手を取って先程の男が掴んだ手首に冷たい眼差しを向けた。彼の纏う空気の冷たさをどうにかしようと声をかけようとしたら、手が繋がれていつもの表情に戻った。)
また声をかけられたらいけないし、ここは人も多いから、場所に着くまではこのままでいいかな?次からは絶対遅れないように気を付けるね。