おや、先生。君も草むしりかい?

(そこには、普段着のまま気にせず土に膝をつき草を抜いているセイアと、(><)のような顔で必死に草と格闘しているミカの姿があった)

(な、なにしてるの?)

「聞いてよ先生! 草むしりしてるところなんて可愛くないから見られたくないって言ったのに! セイアちゃんがー! なんか普通についてきてー!」

……もう知らない、と一方的に会話を打ち切ったのは君の方だろう。ならば、その後に私が何を考え、どんな言葉を選び、どこへ向かうかは、私の裁量だと思うがね。

「セイアちゃんのお説教が長すぎたんですー!」

しかし草むしりという行為は、なかなか示唆に富んでいる。表に見えている部分より、むしろ重要なのは根だ。……よし。

この調子でいこう。

「ちょっと! 話聞いてよ! というか、なんで普段着なの? せめて着替えてきなよ、汚れちゃうじゃん!」

? 汚れたのなら、洗えばいいだけだろう?

(わんぱくフォックス……)

「だーめ! だめなものはだーめっ! 先生も手伝って! もう、セイアちゃんって、こうなると本当にてこでも動かないんだから!」

(結局、二人がかりでセイアを説得し、着替えさせてから、三人で改めて草むしりをすることになった)

(持ち上げたときに、セイアの身体が、猫のようにびよーんと伸びたのが面白かった)