超高性能人工知能、デカグラマトン。

神の存在を証明するために作られたAI」だったが、長い時間の自己分析と探求の末に、「神を証明する存在」から「自らが神となる存在」へと転じた——
“神性の諸側面”をすべて内包する存在。

かの人工知能の興味深い点は、その力を一方的に押しつけるのではなく、説得や協力といった段階的な手続きを踏もうとするところにある。

その姿勢は、汎神論を思わせる一方で、ニーチェの超人思想にも通じている。
この二つの思想を機械的に再構築し、論理の形で整理させた存在がデカグラマトンなのだろうね。

さて、最後の預言者が何を思い、どのような手段で“存在証明”を成そうとしているのか。

……先生には、どうにも気苦労の絶えない役回りをお願いすることになりそうだね。


最初、グラマトンってなんだ……? しかもデカいのか……? と思ったのは内緒だ。