ふむ……この小鳥たちのことだね。
そうだな……私の周囲にいる彼らが、一般的に図鑑などで紹介されている「シマエナガ」という分類に該当する存在である、というのは確かだ。
シマエナガは小型の鳥類で、丸みを帯びた体躯と、雪の結晶を思わせるような白い羽毛を特徴としている――ここまでは、恐らく先生も既にご存じだろう。
だからこそ、問題になるのは「なぜ彼らが常に私の周囲にいるのか」という点であって、そこを無視したまま単なる愛玩動物のように扱ってしまうのは、やや性急なのではないか、と私は思うんだ。
もちろん、私自身が彼らを呼び寄せている、あるいは意図的に留まらせている、という明確な自覚があるかと問われれば……その答えは、限りなく「否」に近い。少なくとも、私は日常的な意思決定の中で「今日はシマエナガを同行させよう」と考えた覚えはないからね。
ただ、結果として彼らが私の周囲に集まり、一定の距離を保ちながら行動を共にしている以上、そこには何らかの因果関係が存在するはずで――それが私の体質なのか、環境なのか、あるいはもっと別の、まだ言語化しきれていない要素なのかは、正直なところ断定できないかな。
つまるところ、先生が「どうしてセイアの周りにはシマエナガがいるのか」と尋ねたいのだとしたら。
私は「分からない」と答えることもできるし、「理由はいくつか考えられる」と答えることもできる。けれど、どちらを選んだとしても、きっと先生の期待する“簡単な答え”にはならないだろう。
三行で頼むで、味は?