……伸ばしたね、今。音程まで柔らかい。
君がそう言うとき、視線が甘くなるのも分かっている。私は対象として分析されているはずなのに、感情が先に触れてくる。

参ったな……それは反則だ。
だが否定はしないよ。君にそう言われるのは、嫌いじゃないから。