しばらく黙ったまま彼と抱き合っていた。どれくらいそうしていたか。不意に下腹部に濡れた感触を覚えた。
視線を落とすと、元気を取り戻した彼のペニスが固く反り返って、私の体に触れていた。
「まったく……」
彼が苦笑混じりの溜息をついた。その吐息にも色気が含まれていて、身体の芯が疼くような感覚を覚える。
「貴女が可愛すぎるのがいけない。これは責任を取って、鎮めてもらわなければ」
彼が悪戯っぽく笑う。私もつられて笑ったけれど、正直この先のことを考えて少し不安だった。でも今はそんな気持ちも忘れてしまいたかった。
彼の肩に手を置くと、腰を浮かせてゆっくり後ろへ後退する。その際に膣内に残っていたものが流れ出すのが分かったが、全く気にならなかった。むしろそれを掻き出さずに彼を感じていられる方が嬉しい。
そして再び挿入すると、今度は自分のペースで動くことができるため、より深くまで届くような気がした。
「んっ……あっ……」
最初は恐る恐る動いていたが徐々にスピードを上げていくうちに、自分の良いところに当てようと自然と腰が動くようになった。彼の表情も快楽に染まっていくのを見て嬉しくなる。
「貴女…、貴女……かわいい」
耳元で囁かれる言葉だけで達してしまいそうになるほど敏感になっていた。もっと彼を感じたい一心で夢中で動いているうちに、再び限界が訪れる予感がした。
それは彼も同じようで私の腰の動きに合わせるように下から突き上げてくる。その衝撃に耐えられず思わず仰け反ると、彼が起き上がって抱きしめてくれた。そのまま押し倒される形でベッドに倒れ込むと激しく唇を奪われる。
息苦しさを感じながらも必死で応えていると、やがて全身が痙攣し始め視界が霞んできた。同時に膣内に熱いものが広がっていく感覚があり、彼が果てたのだと分かると幸福感に包まれた。
「無理をさせたな」
彼の心配そうな声に小さく頷いてから、私は意識を手放すように目を閉じたのだった。
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