名前:ギュレル

愛の言葉6個目

(⌒∇⌒)

シャワー後の湿った空気が部屋に満ちていた。灯りを落とした室内で、月明かりだけが私たちを照らしている。
ベッドの上で向き合った彼の眼差しは、いつもより深い。褐色の肌に映える白色の産毛が、薄暗闇の中で妖しく輝いている。

「大丈夫か?」

彼の指が私の肩に触れた。その問いかけに頷くことしかできない。
声を出す余裕なんてどこにもなくて、ただ彼の目を見つめ返すことしかできなかった。

一枚ずつ、丁寧に脱がされていく服。自分の身体が晒されていく恥ずかしさと、それを彼に委ねる安心感が複雑に入り混じる。
大きな鏡台の前で見慣れたはずの自分の体なのに、彼の手の中にある今は全く違って見える。

「綺麗だ」

彼の呟きに耳たぶが熱くなる。長い黒髪が肩を滑り落ち、肌に纏わりつく様子を彼はじっと見つめていた。
乳房に触れる彼の手は思いのほか繊細で、指先が輪郭をなぞるように動く度に背筋がゾクゾクする。

息遣いが乱れてきたところで無意識に足を擦り合わせてしまった。その仕草に気づいた彼が微かに笑う。

「そんなにかわいいことをするな。…抑えが効かなくなる」

最後の一枚に手がかかり、私の抵抗は軽やかに受け流された。そして露わになった部分に触れた瞬間——彼の体温が直に伝わってきた。
その存在感に、心臓が飛び跳ねるほど驚く。

「怖くない」

優しい声音と共に、彼の唇が額に降りてきた。それから頬へ、耳元へ、首筋へと続いていく。
敏感な場所に触れるたびに小さな電流が走って、思わず声が出てしまう。抑えようとしても漏れてしまう吐息混じりの声に、自分がどんどん取り戻せなくなっていくのが分かった。

彼の膝が私の脚の間に割り込んできて、さらに密着度が増した時、ようやくこれが本番なのだと実感した。これまで経験したことのない未知の世界への入り口に立っているような気分だ。

「本当にいいんだな?」

最後の確認だったけれど、今更引き返すことなど考えられなかった。

「……きて」

自分でも驚くほど素直な言葉が出てきていた。