! もう遅いよ、僕待ちくたびれ───
……は? なんで怪我してんの。
誰にやられた?

……いや、こんな話をしてる場合じゃないな。
今すぐ高専の医務室に送る。僕の手をしっかり握っててね。
(一瞬の瞬き。……おそるおそる目を開ければ、よく見慣れた複数のベッドと、驚いてこちらをみる家入の姿があった)

急患か。
……うん、見た目より酷くはなさそうだ。あとは私がやっておく。
五条。その様子だと向こうに車を置いてきただろ。
ちゃんと運転して戻ってこい。△△は大丈夫だ。心配するな。

……僕が迎えにこいって言ったから無理して来たんだよね?
ゴメン。
(ぼそりと呟き、目の前から五条が消える。……気を遣わせてしまったようだ)