名前:五条悟

五条の頭を138回なでなでした

もふもふ

さてさて。今日の仕事も終わったし、アイツのためにご飯でも作ってやるとするか~。


(壁に掛けられた時計の短針がちょうど夜の9時を回った頃。五条は持っていた袋を開けて、調理室の流し台に野菜を置いた。既に何を作るのかは決まっているらしく、すぐにまな板を取り出して、まずは玉ねぎの皮を剥き、そのままスムーズに切り始める。……とてもではないが、今まで料理をあまりしてこなかったとは思えないほどの手慣れた手つきだ。やはり才能マンは伊達ではないらしい)


ふんふんふーん♪
たまには王道にカレーもいいよねぇ。後はジャガイモと人参を乱切りにしてっと。

あ、お肉買うの忘れちゃった。
このままだと味気ないなー。う~ん、どうしよっかな~?△△ガッカリしちゃうかもな~?

そんな時のための~?
じゃじゃーん! 反転術式~♡


(握っていた包丁を高く掲げて、五条が高らかに宣言する。「ど、れ、に、し、よ、う、か、な~♪」──天の神様の言うとおり。そう歌いながら自分の左手の指に視線を走らせている姿は、まるで幼い少女のようでもある。ちょうど薬指を示すように数え歌が終わったところで、握っていた包丁を振り下ろし──直前でピタリと止めてから、彼は緩く首を横に振ってシンクに包丁を投げ入れた)


……ってのはさすがにまだ早いよね~、テヘ♡
確か冷凍庫に海鮮ミックスあったからソレにしよー。


(何やらニヤニヤと呟きながらも、五条は鼻歌を口ずさみながら取り出した海鮮ミックスを加え、手際よく野菜と共に炒めていく。そのまま蓋をして煮込みルーを溶かせば、あっという間に美味しそうなカレーが完成した)


う~んいい匂い♡
なんだか僕までお腹空いてきちゃった。無理にお肉入れなくて良かった~♡

お、ちょうど校門辺りに△△の呪力を感じるな。
ついでに迎えに行ってやろ。

△△の奴喜ぶだろうな~。僕ってホント良い上司♡



(出来たばかりのカレー鍋に蓋をして、スキップをしながら調理室を後にする)


(──数分後。五条の機嫌が天から地へと落ちる羽目になることを、高専にいる人間は誰も知らない)