(授業中、先生の話があまりに退屈だったのでチラリと隣の席の瑠果を見てみる
瑠果はいつにも増して真剣な顔でノートと向き合っている─あるいは彼も退屈のあまり虚空を見つめているのかもしれない─…)
………
(男性にしては線の細い整った顔立ち、窓から差し込む光を跳ね返しキラキラと光る銀髪…
瞬きの度に震える睫毛に、我が友達ながら綺麗だなと
つい見入ってしまった)
…?
(!
はっ、と気がつくと私の視線に気づいた瑠果がこちらを見つめていた!
バッチリ目が合ってしまい恥ずかしい……)
(にっ)
(…?瑠果が口パクで何か言っている…
あ
ほ
づ
……ら!?
こ、コイツ………!)