
....。邪魔だ。
(おばさんの死体を強く蹴っ飛ばした。壁に当たり、血が飛び散った。)
(....目の前のグロテスクな光景、におい。思わず視界がぐらぐらし、吐き気を催す。)

おい、吐くなよ?我慢しろ。
(優斗がよろめいた体を支えてくれた。)
(....優斗は、平気なのだろうか?)

俺か?
俺は、何とも思わない。これで“3人目”だからな。
それに、俺が殺してきたのは、全部妹の死に関わってきた奴らだ。むしろ、清々している。

....貴女は、少し離れたところで待ってろ。
・
・
・
(コンクリートを砕く音が聞こえた。)
(しばらくして、優斗が戻ってきた。)

.....あった。
妹らしき、骨。
ベッドを叩き割ったら、中の空洞に、骨が散らばっていた。
...ずっと最初から、一緒にいたのか。
(適当な袋を持ってきて、かき集めた。)
(これから、...本当に、実行してしまうのか。)
(優斗に再度聞いた。)

.....そうだな。
(うつむき、顔に影がかかる。)
(....もう、どんな言葉をかければいいのか、わからない。無言の時間が流れる。)

....引き止めないのか?
(いままで鬱陶しいくらい引き止めてきた。さすがの優斗も、またそのような言葉をかけられると思っていたみたいだ。)

.....お前の戯言に、付き合ってやらんこともない、けど。
(ボソッと呟く。それを聞き逃さなかった。死ぬ前にやりたいことをやる、ということだろうか?)

はぁ。
お前が言ったんだろう。
まぁ、現実的に厳しいな。
何せ俺は今、指名手配中だ。
....お前に何かいい案があれば 話は別だけど。
(優斗がそう言うのであれば、こちらからは何も言えない...)