全部、....

......僕
ずっと、自分を作っていました。
母親は、....店長さんは、母のいいところしか、知らない。
僕のために、必死に働いてくれているのは、すごく感謝してました。でも、
...殴ったり、蹴ったりしてくるのは、嫌だった。
母がいなくなってから、近くで支えてくれる人はいなくなった。
1人が怖かった。
だから、
唯一会ったことのある、店長さん2人に気に入られようと必死で頑張りました。
最低ですよね、2人を利用したんです。
でもあの時は自分のことで精一杯だった。
学校が終わったら、スーパーで働かせてもらって、まかないやお小遣いをもらって。
朝早くに、また働いて。
友達もろくにできず、ストレスで爆食してたら、いじめられて。
まぁ、全部全部、自業自得の結果です。
宗教を始めたのだって、...本当は、“誰かに必要とされて、愛されたかった”のだと思います。
繕った自分じゃなく、ありのままの、僕をみてくれる
そんな人を、見つけたくて。
それが、今、目の前にいる。
(いきなり手を握られた)
僕、...貴女さんが好きです。
僕を気にかけてくれた、あの時から。
貴女さんみたいな人、初めてなんです。
僕に優しい言葉をかけてくれること、温かく見守ってくれること、心配してくれること。
顔も声も服も態度も、全部好きだ。
ずっと頭から離れない。
起きているときも寝ているときも、ずっと貴女さん、貴女さん、貴女さん。
付き合ったことを、何度夢見たことか。
(徐々に握る力が強くなっていく)
(こちらを、逃がさないとばかりに、まっすぐ見下ろしている。)

もう、貴女さんしかいない。

貴女さんがいい。

貴女さんしか考えられない!!
....こんな、駄目な僕でも、一生 添い遂げてくれますか...?
はいいいえ