(電話したいところだが、スマホを持っていない。)


(どうせ、あの男のことだ、そこらへんでたむろしているに違いない。)



(走って探し回ってみた。)






.


.


.






....。


(いた!!川沿いでなぜか、川を眺めている。)






!

どうした。


何かあったのか。


(こちらの緊迫した状況を察してくれたようだ。)



(佐藤があなたを元カレと勘違いし、暴走している旨を伝えた。)




はぁ?

なんでそんなことに。

今もお前を探しているのか?

だったら、俺と一緒にいれば尚更、まずい状況になるだろ、





??「貴女さん」














その男ですか?


今まで、僕に隠してきた、元カレ。



(佐藤が、現れた。
片手にスタンガンを持ち、バチバチと鳴らしている。)



(こちらにゆっくりと、近づいてくる。)




(思わず、バ男の後ろに隠れた。)






!!







~~~ッ


やっぱり、その人を選ぶんですね?!


僕を捨てて!!!


酷い、ひどいよ、貴女さん...



僕には、貴女さんしか、いないのに!!!



(悲痛な声で、佐藤が叫ぶ。バ男に訂正するよう頼んだ。)





...あの状態の人間は、こちらの話をまともに聞いてくれないと思うが...



仕方ない。




...おい、聞け、佐藤。



俺とこいつは、何の関係もない。本当だ。





ははは、じゃあ、なんで裏でこそこそと、やりとりしていたんですか?


わざわざ、電話番号を女性の名前で登録して。


それってもう、浮気じゃないですか?!




ねぇ、貴女さん?


(バ男には目もくれず、ただまっすぐ、こちらを見つめている。目が完全にキマっており、怖い。)





....はっ。

まだわからないのか?

こいつは、俺が裏で操ってたんだよ。

...ああ、顔をみせるのは初めてだったか。


俺だよ。


お前を襲った集団の、黒幕は。





...!


.....




裏で、操る??


それって、僕と仲良くなったのも、付き合ったのも、全部仕組まれた事、ということですか?!


....そもそも、最初から、僕は利用されるためだけに、....





...っ


~~~ッ







あああ、ああああああ....っ



(膝から崩れ落ち、絶望したように泣き始めた。)






く、はははははっ

いいね、


お前のその顔がみたかったんだ!!


妹を苦しめたお前は、幸せになる資格なんかない。



もっともっと、絶望しろ!!



(もっとまずい状況になってしまった。)





貴女さん、貴女さん、貴女さん、貴女さん、貴女さん、
僕の貴女さん、貴女、貴女、貴女....


(佐藤にかけより、さらに訂正しようとする、が、その瞬間、)








捕まえた。



(腕をガッと掴まれ、スタンガンを当てられ、意識が飛んだ。)






.


.


.






...貴女さん、ごめん、


僕、


...もう、生きていく、理由がなくなった。



貴女さん、貴女さん、


僕は、本当に、今も愛してます。


貴女さんは、違ったみたいだけど...



来世は、今度こそ幸せになりましょうね。



.



.



.



《では、次のニュースです。○○市、○○川沿いの住宅にて、男女2人の遺体が見つかりました。女性は首を絞められたような痕跡があり、男性もその場で死亡。警察は、男性が無理心中を図ったとみて調べています。》







...結局、佐藤に火傷は、見つからなかった。






.....すまなかった。



.......、


お前達の死は、無駄にしない。


佐藤、携帯を借りるぞ。


お前の父親を殺してから、そっちにいく。


...。



死んだって、もう、

妹にも、

お前達にも、会えない。

...俺は、地獄行き確定だ。




.....やり遂げるしかない。











Bad End


例の男に電話する