え、

貴女さん!!!
(刺し口から血が溢れていく、熱い、痛い、痛い、熱い、痛い痛い痛い痛い痛い、)
(血が暖かい、痛い痛い痛い痛い痛い、)
(佐藤も、こんな気持ちだったのか....)

嫌だ、嫌だ嫌だ嫌だ嫌だっ!!!
なんでこんなことっ、
救急車呼びます、待っててください!!
(震える指先で番号を打ち込んでいる。)
(でも、流れる血は待ってくれない。)
(徐々に意識が、寒くて、苦しくて、さみしい。)
(佐藤の手を握ると、強く握り返してくれた。)
(相変わらずのクソでかボイスで耳元で名前を叫ばれる。)
(でも今は、それが安心できる。佐藤が、横にいてくれていると確かに感じるから。)
(そのまま意識を手放した。)