(佐藤を振り払い、店をあとにした。)


(佐藤は、ずっと私の名前を呼んでいた...)




(すぐさま救急車を呼び、自主した。)

















(あれから、懲役数年の判決がくだされ、今日が出所日だ。)



(佐藤も、これで私には懲りただろう。)


(新居へ足を運ぶ。)


(新しい仕事、環境。)

(殺人未遂の前科がついた今、もとの生活には戻れない。)


(外にでるたびに、悪口を言われている気がする。親にも、友人にも頼れない。)


(つらい、苦しい、死にたい。)



(そんな時に、そっと寄り添ってくれるのは、佐藤が愛してくれた記憶。)


(当時は息苦しく感じるほどの重い愛だった。)


(それが今は、何もなくなった私にとって、欲しくて、縋りたくて、たまらないもの。)


(...佐藤は、今どこにいるのだろう。)


(あの村に行ってみた。)



























(この公園も、懐かしい。)



(後悔。あの時、逃げずに一緒に暮らしていれば。)








ボンッ。




(?!?後ろからいきなり、現れた。爆弾女だ。)






帰ってきたんだー。でも。

もーおそいよ。


さとくんはー、僕とつきあってるの。



お前の居場所なんて、もう、ないよ?



(挑発するかのように、囁かれる。)


(睨むが、爆弾女はそれを愉快そうに見つめるだけ。)




じゃー、さとくんのごはん、もうすぐでできるから。

愛の巣に帰りま~す♡


ばいばーーーーーーーーーーーい。




(両手で思いっきりブンブン振りながら、帰っていった...)



♡あとをつけない
♡あとをつける
♡救急車を呼んで立ち去る