(車で1時間。)


(佐藤の自宅は、相変わらず禍々しい。)


(インターホンを押してみたが...出ない。)



(仕事中なのだろうか。)















(佐藤が働いていたスーパーに行ってみた。)



(...いない。)




店員 あ、もしかして、佐藤の彼女さん?



(少しチャラそうな店員に声をかけられた。)


店員 佐藤もう辞めてるけど、聞いてない?
   彼女さんなのに?


(すでに騒動の直後、別れたことを伝える)


店員 えっ....そ、そーなんだ。はは、は、は。
   いや、...あの事件のあと、1年ぐらいは働いてたんだけど、ロッカー、...びっしり、彼女さんの写真で埋め尽くされてたからさ...ははは、怖ぇ~...



(...気まずそうに逃げていった。)



(そうだ、バーに行こう。店長さんなら、何か知っているかもしれない。)







(昼間も営業してるみたいだ。)


店長 いらっしゃー... おう、貴女ちゃん、

元気やったか?


(少し前より痩せたようにみえる。佐藤父の行きつけのバーにだったため、なんらかの影響があったのだろう...)



店長 まさか、あの時の優斗くんが、あんなことをするとはのぅ、驚いたわ。気付けんくて、ごめんなぁ...


(申し訳なさそうに項垂れている。)

(こちらこそ迷惑をかけてすまなかったと謝る。)



店長 ほんま、きらりんも可哀想やで。親に全部、台無しにされて。
貴女ちゃんと別れてから、きらりん、毎晩酒のみに来よったわ。“これは自分のエゴですが、やっぱり別れなければ良かった”、“貴女さんが今でも好き”、“他の男と付き合ったら、素直に喜べない、拐ってしまうかもしれません”、っつーて。
同じことばっか聞かされてしんどかったわ。
今は、加害者遺族の会で知り合ったやつと、紹介してもらったどっかの村で働く言うて、そっから音信不通よ。...心配や。


(その村はどこか聞いてみた)



店長 なんやったかのー...七八九村っちゅーとこで、地域活性化隊?に行く言いよったかな。


(すぐさま調べていってみることにした。)


♡七八九村
♡佐藤の自宅に行く