ッ、き、嫌いに...?
そんなこと、言わないでくれよ...っ
ただお前が大事で、心配で。
失いたくない、守ってやりたいだけなんだよ、
(それが行き過ぎており、余計なお世話だということを伝えた。)

...っ
もし、夜中に出歩いて、襲われたらどうする?
馬鹿なやつらとつるむことで、事件に巻き込まれたらどうする?貴女は優しいから、外出先で、変なやつらに絡まれたら?通り魔に襲われたら?変な病気を移されたら?木に登って、怪我をしたら?
....そんなすべての害から、貴女を守りたかったんだ。 玄関を出れば、いつ死んでもおかしくない。...母さんや父さんのように。
もう俺には貴女だけなんだ。
1人にしないでくれ。
わかってくれ。
俺が今、この世で1番大切なのは、
貴女、...お前1人だけなんだ。
失いたくないんだよ、絶対に。
(フラフラと立ち上がり、こちらの腕をつかむ。)
(振りほどこうにも、まったく振りほどけない。)

ほら、抵抗できないだろ?
(そのまま引っ張られ、兄の部屋に連れていかれた。ベッドに激しく押し倒され、両手を縫いとめられる。)
(シーツから、兄の匂いがする。感情が一切抜け落ちた顔で、こちらを見下ろしている。)
この状況になったらどうする?
(考える隙も与えず、こちらの両手を頭上に片手で纏められた。)
これで俺の片手は自由になった。服も簡単に脱がせられる。
どうした?力がはいってないぞ。
これが全力?...はっ。

可愛いな。
(男の力には敵わない。無力だ。)
(口で対抗しようにも、力でねじ伏せられた。兄には敵うはずがない。どうすればこちらの意見をまともに聞いてくれるのか。兄と言う役割を利用して、私の自由を、権利を奪うな!!)
(お兄ちゃんなんてもう嫌い、と口に出した時には既に、涙が止めどなく溢れていた。)

!!
ご、ごめん、
(すぐさま、手を離してくれた。)
(どうしようもない怒りが込み上がってくる。)
(嫌い、嫌い、大嫌い。)
(いままで口にしなかったことを、すべてぶつけた。)
(こちらを落ち着かせようと、背中に手を回そうとした兄の手も、激しくふりはらう。金玉をもう1度蹴ろうとしたが、さすがに避けられた。)

わかった、わかったから、落ち着いてくれ。
俺が全部悪かったよ...
だ、だから、
仲直りしよう?
....あぁ、わかった、制限は緩くするっ、
異性関係ももう口出ししない。
だから、嫌いにならないでくれっ、
嘘でも、そう言われたら傷つく。
わかった!!わかったから!!!
(大暴れすると、さすがに兄も納得してくれた。)
(それからは、前より制限が緩くなった。)