(門限18時<厳守>、友人は同性のみ<不良は駄目>、外出は事前に申請、許可されれば可能、学校への送り迎えは兄の車。)
(両親が死んでから、親代わりになってくれているのはありがたいが、制限がありすぎる。)
(ついに嫌気がさし、兄のいいつけを破り、兄が知らない友人の家で夜を明かし、朝帰りすることになった。)
(友人と遊んでいる時間、スマホは電源を消していたが...今みると着信履歴、LINEの通知がえぐいことになっている。)
(....今日は仕事のはずだ。大丈夫だ。兄が帰ってきたら、自分の気持ちを伝えよう。)
(颯爽と、堂々と。家の玄関を開ける。)

おかえり。
俺を心配させて、楽しかったか?
(兄だ。まるで、今帰ってくるのがわかっていたように、玄関のすぐ目の前に立っている)

いままでいいこだったのに、どうしたんだ?
お兄ちゃんとの約束破って。
(こちらに近づき、片手で頬を触れる。見上げると、今までみたことのない、ものすごく怒った顔をしている。)

...はぁ。そんな顔するなら、言いつけを守っていればよかったのに。

...俺の許可をとっていない、頭の悪そうなやつらと遊んでたな。
そいつらとはもう関わるな。馬鹿が移る。
いいか?貴女が隠してても、俺には全部お見通しなんだよ。
いっそのこと、転校させるか。
それか、通信制にしてもいい。
俺が在宅に変更すれば、勉強でわからないところは教えてやれる。
そうすればお前のことをずっと見守っていられるし、貴女も、変な気も起こすことはなくなるだろう。
(スマホを取り出し、学校に連絡しようとしている...)
(飛び付いて止めた。)

....貴女、お前がお兄ちゃんとの約束を破るから、こうなったんだ。
すべては、貴女を守るために決めたルール。

貴女は、俺の言うことだけ聞いていればいい。それが正しいんだ。
俺が絶対に、貴女を守る、幸せにする。そうしないと。
母さんと父さんがいない今、貴女を守れるのは俺だけなんだよ。
わかってくれるな?
(両肩を強く掴まれる。ギリギリと力がはいり、痛っ、と声が漏れる)

...
っ、 ごめん。
(勢いよく手を振り払う。そして、頬をぶつ。)

!! 貴女!!
(自分の部屋に駆け込み、鍵をかける。)
(....部屋が、改造されている。)
(窓が、ない。木製の板が釘で打ち付けられている。)
(部屋の配置、物はそのまま。)
(もしかして、ここに私を閉じ込めるつもりだったのだろうか?)
(後ろから、ガチャリ、と音がした。)
優斗:手続きが終わるまで、この部屋でしっかり反省しろ。
俺も、頭を冷やしてくる。
(扉をあけ...られない。外側から、鎖?南京錠?かなにかで固定されている。)
(もう、許せない。一線を越えられた。)
☆怒る