(玄関からコンコンコン、とノックの音が鳴りやまない。)
(このまま地下室に身を隠した。)
・
・
・
(音が止まった。)

.....。
どうやら、居場所がバレたわけではないみたいだ。
とは言っても、気は抜けないが。
貴女、しばらく時間がたったら、外の様子をみてきて欲しい。
窓から覗くだけでいい。
・
・
・

(窓の外をみると、警察や人は、いない。)
(なぜ、訪問してきたのだろうか。それに、すんなり帰っていったのもなぜなのか...)
(ひとまず、優斗に伝えた。)

...そうか。
スマホを渡せ。ニュースをみさせてもらう。
(半ば強引にスマホを奪い取られた...)

.....。
なるほど。
さっきの警察は、俺じゃなく
....お前目当てみたいだ。
(スマホの画面をみると、)
(....佐藤からの不在着信100件、LINE、おそらく警察からの電話数件。)
(ありえない。一晩家を空けただけなのに...)

ずいぶんと、いや、だいぶ過保護だな、お前の保護者は。
佐藤のことだ、お前の家の周辺に監視カメラでもに仕掛けてたんじゃないか?
夜更けに外を出て、帰ってこない。脱獄した俺と過去に関わりがある。...警察も使って、お前がいそうなところをシラミ潰しに探し回っている、といったところか。
...待て、GPSは仕掛けられてないよな?
(スマホは引っ越しを機に変えたことを伝える。)

あぁ、それならいいが...。
....よし、妹を探すぞ。
それが終わってから好きにすればいい。