...あぁ。
佐藤は良くも悪くも、人に影響されやすいタイプだ、
ゼロ1になんらかの接触を受け、組織に加担することにしたんだろう。

咄嗟にあいつらの車を使わせてもらったが、GPSや盗聴器のようなものは見当たらなかった。怨によって車は即日処分されている。だが車内に埋め込まれていた場合、すでに今の居場所はほぼバレていることになる。
...そうなると、襲撃されるのも時間の問題だ。
この建物を出た瞬間、捕まるのは避けたい。
また怨を頼るしかないな....

チッ
警察と変な組織、そして佐藤。すべて警戒しなければならないとは、本当に面倒くさい。
海外逃亡するしか、道はないのか...

ただいま。
あれ、2人とも神妙な顔してどうしたの?

怨、建物の周りに人影は

ないよ~。
トラップの引っ掛かりもなし。
各監視カメラにも不審な人物はみられない。

心配しなくても、俺が守ってあげる。
大丈夫だよ。

それならよかった。

と、いうかさ。
優斗、全部俺頼りになってるよね?
貴女ちゃんを守る、って言っておきながら、実際問題守ってるのは俺、
っていうのは、なんか格好悪いよね。

今日、佐藤くんといろいろ“お話”してきたよ。
佐藤くん、貴女ちゃんを守るために
好きな気持ちを押し殺して別れたんだってね。
....優斗も、佐藤くんを見習った方がいいんじゃない?

....は?
佐藤と話、だと?
まさか、あの転院してきた患者は佐藤だったのか?

正解~。
忙しくて言うの忘れちゃってた☆
ごめんね。

そんな大事なことはちゃんと言、

それで、優斗。
最初、佐藤くんを父親の佐藤星帝羅と疑って、集団暴行してたそうだね?
これ、俺聞いてないよ?
....佐藤くんは確かに、愛の重い、行き過ぎた要注意人物のストーカーだ。
でも、数ヵ月間行われた集団暴行を謝罪1つで済ませられ、事件に巻き込まれ、彼女を奪われ、...佐藤くんって、本当に可哀想な人、そう思わない?

.....それに関しては謝罪した。悪かったと思っている。

うん。

どうせ思ってないくせに。

この件に関しては、少し優斗にお灸を据えなきゃと思ってね。

ちゃんと、そこら辺精算してくれたら、心置きなく協力してあげるよ。

くそっ、
何をすればいい?

そうだな...。
(一体どんな条件をぶつけてくるのだろうか...)
優斗の代わりに私が罰を受けます◇私に出来ることは?◇私にも手伝わせてください!