(心霊スポットと言われるのも納得なほど、おぞましい雰囲気の工場だ。)
(怖くて優斗の腕を掴んでしまう。)

...はぁ。幽霊なんかいるわけないだろう。
(呆れながらも、振り払おうとしない。)
(そのまま、周りを警戒しながら歩いていった。)
・
・
・
(奥へ進むと、人影が...)

どーも。如月先輩。幽霊は信じないのに、妹のあとは追おうとするんですね。

....鳥塚、
即刻動画を完全削除しろ。
でないと、お前の知られたくない情報を会社、知り合いに直接転送してやる。
お前の家族や友人にも。

....あぁ、すまない。
お前には、両方いなかったな。

....、
その女は?
妹さんの代わりですか?はは、やっぱり如月先輩はモテるな~。
それが俺と違うところだ。

はぁ、お前に教える義理はない。
何が目的だ?さっさと教えろ。

俺と一緒に、秘密結社“ゼロ1”にはいりましょう!! 大丈夫、あの方たちも如月先輩を受け入れてくれるって言ってます!!
先輩と俺が組めば、
この、腐りきった世界を裏から根こそぎ変えられる!!

......はぁ?
何を言っている?
孤独で頭がおかしくなったのか?

俺は、あのクソ会社に入社してから、如月先輩が唯一の光だった。俺のクソみたいな人生で初めて認めてくれた人なんだ。他の新入社員には教えてくれないようなこと、全部俺に叩き込んでくれた!!
....先輩について行けば、間違いないと思った、
でも、やめてしまうなんて....
どうせ先輩のことだから、復讐して、妹のあとを追うつもりなんでしょう?
でも、そうはさせない!
俺と“ゼロ1”に入って、ずっと生きてて欲しい!先輩と俺が組めば、“完璧”なんですよ!!!
それが動画を消す条件です。

.....。
俺は長く生きるつもりはない。
そんな怪しい集団に属するつもりもない。
もっと可能な条件を寄越せ。
(すごく態度がでかい...それで大丈夫なのか?)

そんなぁ....

じゃあ、無理やり連れていかせてもらいます。
(!!!銃を取り出した!!)
(いったいどうしよう、...!!)
◇優斗を庇う