名前:トワ・ハーシェル

子供に間違えられた回数91回

えへへ、やったね

引退したから記念にだって


「高松琴平電気鉄道(以下、琴電と省略)20形は、西暦1961年から2020年9月まで活躍した電車である。
元々は1925年に製作された電車で、近鉄南大阪線の前身である大阪鉄道のデロ20形であった。
デザインは前面が5枚窓、側面には優雅な飾り窓が付いたデザインで大阪鉄道自慢の電車となった。
1943年に近鉄と合併する事になり、形式をモ5621形と改めている。

モ5621〜5627まで、合計で7両存在したが、この内のモ5621〜5624までの4両が西暦1961年に海を渡って琴電にやってきた。

琴電では20形21〜24号と名前を変えて、独特な5枚窓だった前面部を、琴電では貫通扉を取り付ける為に、平凡なデザインに改造され活躍を始めた。
側面の飾り窓は無くなっているが、 22号と24号に痕跡が残った。
しかしこれも1970年代初めには無くなっている。

西暦1976年、状態が悪かった23号の車体は、内装そのままに外板貼り替え等を行って徹底的に修繕され、後に他の20形も修繕を行った。

1980〜1990年代、他の旧型は引退していく事になるが、修繕をしたおかげか一番古い車種にも関わらず全車生き延び、2006年まで活躍した。

西暦2006年に、21号、22号、24号が引退し、23号のみがイベントや貸切で使用する保存車として残ったが、これは23号のみ内装が木製ニス塗り仕上げになっていた事に起因する。

しかし老朽化の為に、西暦2020年9月21日を以って引退する事になった。
大阪鉄道時代から数えて95年。
この国で一番長く働いた電車として、記録を残している。」

95年間かぁ…
色々な事を経験したんだろうね
あとはゆっくり休んでほしいな
琴電23号