──────夢を見る。
それは、「あの人」がいた頃の、朧げな記憶。
大切な日々は、かけがえのないもので。
でも。
『──────。』
「あの人」は、何かを私に言って。
目の前で─────
────あれ。
何を、考えていたんだっけ。
思い出せない。【
忘れようとしている。】
何か、大事な事を。【
記憶に蓋をしている。】
「あの人」は。【
「先生」は。】
何、を【
おぼえている。】

『
幸せでいて』
───────っ!!!はっ・・・!はっ・・・!はっ・・・!
(夢を見る。)
・・・はぁ、っ・・・!はぁっ・・・!
(見ては、まともに寝られず、悪夢を見たかのように、起きてしまう。)
・・・っ
(私の、大切な何かが燃えて、消えてしまってから・・・何日なのかすら、思い出せない。)
・・・・・・
(昨日の記憶すらない。)
・・・・・・・・・
(「あの人」とは、誰なのだろう。)
・・・・・・・・・・・・
(あの人の声はどんなものなのだろう。)
・・・・・・・・・・・・・・・
(どうして思い出せないのだろう。)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・っ
(「あの人」の、「あの人」の、「あの人」の────)

───ぁ、ぁあ・・・ああああ・・・っ・・・!!!
(
どんな顔だったのだろう。)
【五感は聴覚、視覚、触覚、味覚、嗅覚の順番で失われていく。】