「……まだ、柔らかいわね」
(手で擦ったものの、思ったより反応が足りなかったのか、女はするりと身体を足元へ滑らせて膝をつく)
(頬にかかる髪を耳へかけながら顔を寄せ、熱い舌先が根元から先端へと、たどるようにそこを舐め上げた)
(そのまま先端を含んで、ゆるく吸い上げる)
……っ、
(じん、と刺激が走り、僅かに腰が引ける)
「ふふ……かわいい、」
(それが面白かったのか、女は少し笑ってから、ゆっくりと喉奥へとそれを迎え入れた)
(熱く濡れた感触が、全体を包み込む)
「ん……っ、ん……」
(女が喉奥で、くぐもった吐息を漏らす)
(柔らかく舌を絡めながら吸い付き、時折くちゅりと湿った音が立つ)
(自分の意志とは関係なく、徐々に硬く、形を成し始めるそこ)
(頭は冷静で、心は冷め切っているのに、快感を拾って熱を帯びるそれが、とんでもなく滑稽に見えた)
「ん……そろそろ、いいかしら」
(口を離してそこに指を沿わせ、十分な硬さを確かめると、女は満足そうに微笑んだ)
「うん、大丈夫そうね」
(それだけ呟くと、女は僕の腰に跨がった)
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